今回のSMTM9はシリーズの中で最もほのぼのとしていた.
Dis戦でも笑顔が溢れ,他クルーメンバー同士もリスペクトし合っていた.(まぁそれはいつものことだけど)
皆がギスギスしているこのコロナ禍で、人間のドロドロした所をエンタメ番組でまで観てられないよ!という願いがSMTMの演出,編集方法を変えたとも思うし、出演アーティストのキャラクターがそうさせたシリーズだったと思う.(あのSwingsさえ後半ほぼニコニコしてたし)
穏やかではあるが緊張感漂うファイナルステージ.
収録、かつ現場にお客さんがいないという何とも仕方のない状況.
豪華なフィーチャリング勢が発表されるとみんなが色んな予想を立ててた.
大好きなアーティストが並ぶ中、パクジェボムとLocoの名前.
「いやまさかね」
そう思った人は絶対沢山いたはずだ.
SMTM4で話題になったあのステージ.
[SMTM4] Lil Boi with Jay Park&Loco – ‘On It + BO$$’ @SMTM4 1st Contest EP.07
これは結構滅茶苦茶…ってか
うわーSMTMしてるなーってステージだった.
「どうせ勝つのはソンミノ」
ステージでそう叫び続けたリルボイはまるでプロレスのヒール役の様に映っているが、3でIKONのBOBBYが優勝,YG所属者が4でも出演していたため(実力関係なしに)「アイドルがっ!」みたいな風潮が強かったシリーズでもあり、当時この感じはさほどおかしな絵ではなかった.
そしてリルボイは5万ウォン差でWINNERのソンミノに負けた。
が、このステージは間違いなくレジェンドと放送後も言われ続けた。
にしても。
まさかね。
私モシベノム推しなので、パクジェボムとLocoは当然グルジョッチーム(Groovyroom,JUSTHISチーム)であるモシにフィーチャリングしてくれなきゃ!くらい思ってた。
2回戦で行われたファイナル.
もちろん豪華すぎるが「てか基本AOMGかハイヤーばかりではないか」な出演者が続き、見ていてパクジェボムって本当すごいなーと思わざるを得なかったw
それはさておきリルボイの登場.
SMTM9 [10회] ON AIR (Feat. 로꼬, 박재범 & GRAY) – 릴보이 @파이널 1R
「5年前とは違う位置」とラップするリルボイ.
位置も顔つきも全部違う、スキルだけが5年前よりもっと洗練された印象で、モシ推しの私の心中は全ての面でリルボイが優勝です.と完全白旗状態になった.
2ndステージ.
本当に素晴らしかった.
これまで出逢ってきたリルボイが感謝する人たちの名前が最後Creditとしてバックで流れる中、ファーストバースでラップしたリルボイのリリックには怒りや憎しみ後悔などはなく、変化と受容、感謝と愛に溢れていた。
モシ推しなのに不覚にも観ながら泣いてしまった.
あぁ!モシ推しなのに、、モシ推しなのに!
フィーチャリングは今年”韓国ヒップホップアワード”で『今年のアーティスト賞』を受賞したヨmタ.
そしてプロデューサーであるZion.tとGIRIBOY.
もう和訳などは様々出ているかもしれないけど…
CreditのNICE73的和訳です。
SMTM9 [10회] CREDIT (Feat. 염따, 기리보이, Zion.T) – 릴보이 @파이널 2R
요즘 들어 바쁘게 시간을 보냈지
最近になって忙しく過ごしたよ
아끼던 내 신발 색이 바랬으니
大切にしてた靴の色もあせてきたし
불과 몇 달 만에 많은 것이 변했나 봐
たかが何ヶ月で沢山のことが変わったよ
너는 내게 찾아와서 물어 How you feel
キミはオレに向かって聞く How you feel
Well I feel love I feel blessed
과분하게 많이 받은 것 같아
申し分ないくらいに沢山もらった気がするよ
지금까지 날 도와준 이들 이름 하나하나
ここまでオレを助けてくれた人達の名前一つ一つ
빠짐없이 여기에 남기기로 했지
全員をここに残すことにしたんだ
이곳에 오기 전에
ここにくる前
난 그저 방구석에서
オレはただ部屋の片隅で
변하는 게 무서웠기에 두꺼운 이불을 덮어놨네
変わる事を恐れて分厚い布団を被ってた
의사 선생님이 말했지
お医者さんは言った
조금은 다를지 몰라도 Gotta see yourself
少しは違うかもしれないけど Gotta see yourself
당연한 말이지만은
当たり前のことだけど
난 기준을 남에게 뒀었지 I know
オレは基準を他人につけたんだ I know
이제서야 주변을 봐
やっと周りを見たよ
지금껏 남은 친구들과
今でも居てくれる友達たちと
떠나지 않은 사람들 모두를
離れないでいてくれる友達みんなを
기억해 나는 이 곡에다가
記憶するんだオレはこの曲へ
너무 늦게 말을 건네
話すのが遅すぎた
넌 당연하게 웃어줬네
キミは当然かのように笑ってくれた
but I can never right my wrongs
적어두지 않는다면
書いておかないのなら
적어놨네 Credit
書いておくよ Credit
고마웠던 사람들에게
感謝する人たちへ
너무 많은 Page
ものすごい沢山の Page
네가 나올 때까지 읽었으면 해
キミが出てくるまで読んでくれたらと思う
Baby it’s your birthday
괜찮아 오늘은 내가 몰래 낼게
大丈夫だ今日は俺がこっそり出しとくぜ
네가 말해 전부 다 얼마
お前が言うんだ 全部でいくら
We like
fast cars, fast money
시간은 눈 깜짝할 사이 빨리 흘러가지
時間は瞬きする間 早く流れてく
어제 자주 듣던 노래 역시
昨日よく聴いてた歌も然り
내일이 오면 잊혀져
明日が来たら忘れるんだ
내 사진도 흐릿해져 가지
俺の写真も色褪せていくんだ
많이 했던 고민도 어느덧
沢山の悩みもいつの間にか
생각조차 안 나고
考えもしない
하나도 거슬리지 않게
全く気にもならない
유지해 핸드폰의 매너 모드
そのままにしとけ携帯のマナーモード
Cuz I know that
나는 조금도
俺は少しも
특별하지 않아 정말로
特別じゃない本当に
but I don’t wanna die young
바람처럼 왔다 가긴 싫어 절대
風のように現れ去るのは嫌だ絶対に
아무도 날 몰라봤을 때를 난 기억해
誰もオレのこと知らなかった時を覚えてる
나는 원해 영원히 남기를 너의 기억 속에
オレは永遠にキミの記憶に残る事を願ってる
이 막이 내리고 음악이 흐르면
この幕が降りて音楽が流れたら
모두 떠나가겠지만 잠시 남아줘
みんな席を立つと思うけど少しだけ残ってよ
짧은 영화라고 너는 느낄 수도 있지만
短い映画だってキミは感じるかもだけど
스쳐가는 많은 이름 어딘가에
過ぎていく沢山の名前のどこかに
I might be in your Credit
고마웠던 사람들에게
感謝する人たちへ
너무 많은 Page
すごい沢山の Page
네가 나올 때까지 읽었으면 해
キミが出てくるまで読んでくれたらと思う
Baby it’s your birthday
괜찮아 오늘은 내가 몰래 낼게
大丈夫だ今日は俺がこっそり出しとくぜ
네가 말해 전부 다 얼마
お前が言うんだ 全部でいくら
죽일 듯이 화를 내도 내일이면 전부 식어
殺してやるって位腹立てても明日が来れば全部冷める
싫어도 뭐 어쩌겠어 이게 나의 직업
嫌でもどうしろってのさこれがオレの仕事
미소 지어 웃음꽃 담배 피워 죽은 목
微笑んで笑顔の花 タバコ吸って殺られる喉
술을 먹고 분을 토해 침대 누워 잠을 청해
酒飲んで怒り吐き出してベッドに寝っ転がって眠気誘う
잠이 안 와 어제 했던 멍청했던 실수 덕에
眠れない 昨日したバカみたいな失敗のせいで
음이 나간 내 인생은 작곡가의 짐을 더해
音外したオレの人生は作曲家の荷もプラスして
정리해봐 Credit 오토튠은 우리 가족
整理しよう Credit オートチューンはオレらの家族
좋은 노래였었구나 이제서야 음이 맞아
良い曲だったんだなぁ 今になって音が合う
I might be on your credit
참아 왔지 너무 오래
我慢してきたんだとても長い間
아쉬워 눈물이 흘러
悔しいって涙が流れ
내린대도 속이 편할지도 몰라
落ちても気持ちはスッキリするかもしれない
검은 화면 속의 Credit
黒い画面の中の Credit
I’ll be waiting for the happy ending
올라가는 수많은 이름들 사이 난 기도해
出てくる数えきれない名前の間 オレは祈る
끝이 아니길
終わりじゃありません様に
I wish I make it till the last day
I wish I make it till the last day
I wish I make it till the last day
I wish I make it till the last
現在リルボイはSMTM9を終え、各動画コンテンツやラジオに引っ張りだ.
先日キムシニョンがDJを務めるラジオ「正午の希望の歌」にGIRIBOYとゲスト出演した時「優勝した映像は何度も見ました?」と質問され「緊張し過ぎて灰のようになってたので優勝した映像は見てないんですが…Creditという曲のステージだけは何度もYouTubeで観ました.これまでやってきたステージの中で初めて何度も観た曲ですごく気に入ってます.」と答えている.
最終回のインタビューで「このチームで良かった.これまで音楽を純粋にやってる人なんていないと思い込んでた.でもこのチームになってウォンシュやホミさんやミニョクに出逢って、みんな本当純粋に音楽をやって楽しんでいた.」と言っていた.
SMTM4で「どうせ勝つのはソンミノ!」と叫んでたリルボイの表情が演技だったかの様に感じるほど、その顔は穏やかで優しかった.
リルボイがグルジョッチームに行ってたらどうなってただろう…なんて想像をする.
リルボイは何でもできる有能な人だから、きっとカッコ良く一つ一つのステージをこなしてたと思う.
でも私はジャギチームであった事でよりリルボイのboombapな強めヒップホップに振れる所も、ポップでメロディカルな方向へ持っていける所も見せることができ、彼の幅の広さを引き出せたと思ってる.(歌も上手いし!)
あとは何と言っても、音楽を愛する沢山の人に囲まれ好きな事をやり抜く中で、溢れきた感謝が観てるこちら側にまで伝わり温かく大きな波動になったのがとても良かったと感じる.
リルボイはSMTM9王者ヤングボスになるべくてなったと思う.
賞金は1億ウォン.高級車贈与.1年間の惜しみない後援.
5年間家に引きこもっていて見られなかった分、この1年は彼の音楽を沢山楽しむことができそうだ.
注)誤解のないように追記します。
Geeks5年間全く作品出してないわけではないです。むしろ出してます。
憶測になるので書かなかったのですが「5年間何のアイディアも出なくて何もしてないのと同じだった」とリルボイは語っており、音楽家として自分の中で新しい音楽を生み出せなかったことは何もしてないに等しいからかなぁと感じ、そのように書き記しました。
ので、是非Geeksの音楽聴いてみてください!私も聴きます。